上越支部 稲田道場 所属
Masaki Shimizu
清水 雅姫(シミズ マサキ)
『私が極真空手を通して』 清水 雅姫
この度、昇段させていただき誠にありがとうございます。
始めた当時、私はまだ幼く、体力も運動神経もあまり良くない子でした。極真空手の事を耳にした時は体力等を身につけようと体験会に参加し、それが始めるきっかけでした。
最初はする事1つ1つが楽しくて仕方がなく、新しくできた友達と様々な初めてに挑戦していきました。初めて受けた昇級審査では緊張で頭が真っ白になってしまいましたが、それでも一所懸命受けた結果は合格でとても嬉しかったのを昨日のことかのように覚えています。
空手に慣れてきた頃、私はつい気が緩み、練習を疎かにしてしまい、初めて仮審査に落ちました。みんなに追いつかれてしまうと危機感を覚え、その後は真面目に取り組み、皆のお手本になろうと意識も変わりました。その結果、次の審査では合格することができました。
上級になると教えることが多くなり、日々増え続ける課題、複雑になっていく技等に日々悩まされましたが、諦めず頑張っていると少しずつ知識技能は上がっていきました。それでも私を悩ませ続けたのは体力です。上級者は掛け組手で3人、5人、10人と増えていきます。しかしそれは体力の無い私にとって、とても辛く、厳しい現実で私が昇段審査を受ける際、これは大きな壁となりました。
審査当日。私は師範の方々から叱咤激励や、多くの方々に応援してもらい10人組手を完遂することができました。しかし、この10人組手では、私はあまり達成感を覚えることができませんでした。やはり、体力が持たず、動きが止まってしまったりしたからです。その中でも、最後まで前に出続けた等の納得のいく点もあったので良かったです。
正直私は周りよりメンタルが弱く体力もありません。いつもの私だったらきっと諦めてしまっていたと思います。それでも皆の励ましの声が聞こえた時、まだ行ける、もっとできると思い続行する事ができました。
そして、ここまで来られたのは、皆の応援や師範の方々の教え、先輩達のアドバイス等のお陰だと思います。これは私にとってとても勉強になり、心の中に強く残りました。
最後になりますが、いつも傍で励まし勇気付けてくれた家族や道場生の皆、私にアドバイスをくださったり、優しく接して下さった中川正士代表師範、岡田剛師範に深く感謝申し上げます。
これからは今までの反省を元に、日々空手を通し勉強し続け、更なる上達に向け頑張っていきたいです。押忍。